中緯度域 0.1秒値地磁気データによって見える特徴的な変化
地上磁場の変化波形の連続観測に関しては、1分値が世界標準であり、
ある一部の観測点が1秒値でデータを記録しているに過ぎません。
そこで、より短い0.1秒値のデータを見てみると、
今までの観測ではわからなかった現象が見えるのではないか、
ということで現在研究を進めています。
実際に行っている観測
峰山(京都府の北部)
ここでの観測をメインにやっています。現在、様々な問題を抱えています。
女満別(北海道の東部)
ここで観測されたデータも研究に用います。
1997年10月1日から2日にかけて女満別に行った時に、観測施設を見学してきました。
その時の様子は、こちら。
データ処理・解析
異なる観測地点のデータの比較
上であげた2ヶ所の他に、柿岡(茨城県)・鹿屋(鹿児島県の東部・大隅半島)でも同じように0.1秒間隔で観測しています。
これらの観測結果を比較することで、なにか現象が見えないか探っていこうと考えています。
その一例は、こちら。
解析結果
- 峰山の記録から、雷によると思われる変化が見つかりました。
これは従来の1秒値では見られない現象です。
ただ、峰山では光学的な観測を行っていないので、
これ以上詳しいことは分かっていません。
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last updated : September 6, 2000