(4)NASA/GSFCレポート。
(4−1)NASA
NASAは全米に多くの研究所を持っている。
Kennedy Space Center は主にロケットの打ち上げを行っているようだし、
Mars pathfinder が火星に到着した時のJet Propulsion Laboratory の様子を
テレビでご覧になった方も多いと思う。
ここGoddard Space Flight Centerは、
宇宙空間科学・高エネルギー天文学・太陽物理学・ 地球科学などの科学者が集い、
ハッブル宇宙望遠鏡(HST)の管制室などもあるようである。

なお、Goddard は著名なロケット工学者である。
(発音はガダードって感じ)。
衛星による熱帯雨林の観測など地球科学系プロジェクトのため、
現在GSFCの拡張工事が続いている。

(4−2)LEP
NASA/GSFCには4つのLaboratoryがあって、私はLaboratory for Extraterrestrial Physics
のさらにPlanetary Magnetospheres Branchに所属している。
このBranchのスタッフだけでも14人いる。
GSFCでは永久就職組(たいていアメリカ人)と同数程度、
企業からの出向という身分の科学者(たいてい非アメリカ人)がいる。
また、ポスドクの多くも外国人である。
プログラマーは非常に多いが、秘書は思っていたより少ない(Branchに5人程度?)。

私の居る部屋の周りでは、ウインド・イメージ・ボイジャー・カッシーニ・
マースグローバルサーベイヤー等のポスターを多く見かける。
小学生の時に学研の「宇宙のひみつ」で読んだボイジャーって、現役なんやなあ、と思った。

(4−3)日本人。
NASA/GSFCには3人くらい日本人がいる、とNEWTONに書いてあったような
あいまいな記憶がある。着いて数週間は日本人を見かけなかったのだが、
同級生の先輩が違うLaboratoryにいるとの情報を得、かなりお世話になっている。
私のLaboratoryには他に日本人はいないが、聞いたところGSFC全体では
10人近くに達するようである。